『エル・アルコン‐鷹‐』での私の役は、父親の敵を討つために主人公と対決する青年・ルミナスです。場面展開が早いので、内面の変化や人間的にどんどん成長を遂げていくルミナスをいかに表現するかが難しくて、そこをうまく伝えられるよう集中して演じています。
『レビュー・オルキス‐蘭の星』は、アルゼンチンタンゴを取り入れた作品です。コンテンポラリーダンスの要素を含んだステップが思っていた以上に複雑で、お稽古の段階ではどこから手をつけていいかわからない状態でした。宝塚大劇場公演が終わってからも、初心を忘れないようにレッスンを重ね、東京宝塚劇場公演では新たな気持ちで臨んでいます。
舞台で集中したり、思い通りに体を動かすには、なんといっても食事が基本だと思います。食べていないと動けないんですよ(笑)。食べたら調子が悪くなるから嫌だという人もいますが、私は歌うときもお腹がペコペコだと体にも力が入らないんですね。
公演中も、舞台に立つまでの時間を計算して食事をします。ごはんが好きなので、食べるのは和食が多いです。ごはんはお腹ももちますし、しっかり食べておくと余計な間食をしなくなるということにも気づきました。
ホントに大の和食党なんですが、理想のごはんは「炊きたてのピカピカのごはん」。食べる時間に合わせて炊き上がったものだと言うことナシです。
日ごろの食事ではどうしてもお肉のメニューが多くなるのですが、お魚が出るとうれしいです。ごはんとお魚、お漬物が並ぶと、ホッとして心が温まりますね。
海外公演の経験もありますが、海外ではごはんを食べないようにしています。いろいろ試してみた結果、外国のお米はどうもなじめなくて…。日本のお米でないとだめなんです。おいしく食べられて元気が出るのはやはり日頃からなじんでいるごはんですね。
