宝塚歌劇団プロジェクト

~雪組~ 早霧せいなさん インタビュー<前編> これまでの積み重ねを生かして、自分なりの男役を創りあげる時がきているのを感じます。

雪組主演コンビ、水夏希さんと愛原実花さんのさよなら公演でもあるミュージカル『ロジェ』とショー『ロック・オン!』は、大好評のうちに宝塚大劇場での公演を終え、8月13日からは東京宝塚劇場で上演されます。お芝居では冷徹なプロの殺し屋クラウス役を存在感豊かに演じ、ショーでは華やかに、またエネルギッシュに様々な魅力で客席を惹きつけている早霧せいなさん。入団10年目を迎え、今まさに充実の時を舞台に刻んでいる早霧さんに、役づくりや男役の奥深さについてお話を伺いました。

どうすれば存在感やオーラを出せるのか、日々模索中です。

―宝塚歌劇との出会いや入団したきっかけについてお聞かせください。

宝塚歌劇団を知ったのは中学生の頃で、雑誌の特集記事です。女性が男性を演じる「世界で唯一の歌劇団」と紹介されていて、憧れを抱きぜひ入団したいと思いました。
初めて観劇したのは、真矢みきさん主演の花組全国ツアー公演『エデンの東』です。それまでにビデオでかなりの作品を見ていましたが、生の舞台に感動し、オペラグラスの形が目の周りにつくくらい、瞬きもせず必死で観ていました。食い入るように見るとはあのことですね(笑)。

―「男役10年」と言われるほど奥深い世界のようですが、どんなふうに研究されていますか?

舞台だけでなく、日々の生活の中でも常にアンテナを張って意識しています。テレビや映画、また実際に出会う人などの魅力的な仕草や立ち居振る舞いは、男女を問わず自然に観察する癖が身についているようです。
入団する前から男役が大好きで自分なりに研究してきましたし、入団後はいろんな先輩から学ばせていただきました。スーツの着こなしや動作など男役として必要なことやこだわりは、細かなことを挙げれば本当に限りがなく、それが板についてさまになるまでにはやはり10年という時が必要なんだなと実感しています。これまでの積み重ねがあってこそ、これからを考えることができるという感じです。
男役としては大きい方ではないのですが、大きな存在感を出せるように役づくりや見せ方をいろいろと工夫し、さらに男役の幅を広げ、自分の持ち味を生かした男役を追求していきたいと思っています。

―特に今回の役づくりでの工夫を教えてください。

今回はプロの殺し屋なのですが、銀橋をトレンチコートとソフト帽で歩く時に、紫とか黒の薔薇を背負っているイメージを持って凄みのあるオーラが出せるように意識しています。
また、シャープな役柄に合わせ、初めてサイドを刈り上げた短い髪型にしてみました。ショーのロックっぽい部分にも合うし、黒燕尾の時はオールバックで対応できるのでいいかなと。伝統的な部分は基本として大切にしたいので、新たなことを取り入れる時にも宝塚らしさは崩さないようにしなければならないと考えています。髪型は演出家の先生と相談しつつ決めていきますが、男性用のヘアカタログを参考にして挑戦してみました。


私の元気を毎日そっと支えてくれるのは、小さな“おにぎり”たち。

―舞台人として大切にしていることは何ですか?

元気な姿で演じるからこそ客席にパワーを伝えられると思いますので、健康でいるためにも睡眠をよくとり、そしてよく食べることかなと思います。
できるだけ三食きちんと食べるようにしたいのですが、忙しくて二食になってしまうことも多く、「食べられる時に食べる」ことを心がけています。お稽古中はもちろん、ショーの前などにも小さなおにぎりを食べます。お腹が一杯になっても逆にすきすぎても踊れないので、一口サイズのおにぎりは必需品です。おにぎりはすぐにエネルギーになってくれるし、気持ちの満足感も得られるのでいいですね。

次回も引き続き、早霧せいなさんに語っていただきます。「こころにおいしいごはん」や目指す男役像などについてお聞きします。


早霧せいな

長崎県出身。2001年『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリ-・アントワネット編-』で初舞台を踏む。 同年宙組に配属。2006年4月『NEVER SAY GOODBYE』で新人公演初主演。 続く『維新回天・竜馬伝!』新人公演でも主役を務めた。 2008年6月のバウ・ワークショップ公演『殉情』では、主人公佐助の献身的な愛を丁寧な役づくりで表現し、好評を得た。 2009年2月雪組に組替え。同年11月のバウホール公演『雪景色』では沙央くらまと共に主演を務め、計6役を役替わりで演じ圧倒的な華と演技勘の良さを印象づけた。 舞台映えのする容姿に加え、抜群の芝居センスと表現力豊かなダンスにも定評があり、今後の活躍が期待されるスターである。

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